デロイト トウシュ トーマツ(Deloitte Touche Tohmatsu、略称:DTT)は、従業員41万人、売上9兆円を誇る世界最大の会計事務所であり、世界四大会計事務所 (Big 4) の一つです。中でも日本の有限責任監査法人トーマツは国内約30都市に約2万人の専門家を擁し、多国籍企業や主要な日本企業をクライアントとしています。
本記事はデロイトについて事業内容や採用方針・年収などをはじめ8つの項目に分けて分析し、転職を検討する方の参考となる情報をまとめています。
1.デロイトトーマツの事業内容とは?5つの主要領域を詳しく紹介
デロイト トーマツ グループは、日本におけるデロイトネットワークの一員として、監査・保証業務、リスクアドバイザリー、コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリー、税務、法務など、多岐にわたるプロフェッショナルサービスを提供しています。以下に、デロイト トーマツ グループの主な事業内容を項目ごとにまとめます。
事業内容
監査・保証業務
有限責任監査法人トーマツを中心に、財務諸表監査や内部統制監査、各種保証業務を提供しています。これらのサービスは、企業の財務情報の信頼性を確保し、ステークホルダーとの信頼関係を構築する上で不可欠です。また、国際会計基準(IFRS)への対応やIPO(新規株式公開)支援など、企業の成長段階に応じた専門的なサポートも行っています。
日本の上場企業のサステナビリティ開示の概況分析を発表|Deloitte
デロイト トーマツ グループは、日本の上場企業3,553社の有価証券報告書をテキスト解析し、サステナビリティ情報開示の動向を分析しました。
リスクアドバイザリー
デロイト トーマツ リスクアドバイザリー合同会社が中心となり、企業が直面する多様なリスクに対するソリューションを提供しています。具体的には、サイバーセキュリティ、規制対応、内部監査、戦略的リスク管理などの分野で、リスクの特定から対策の実施まで支援します。これにより、企業の持続的な成長と競争優位性の確保をサポートしています。
福島県郡山市に「ふくしまサイバーイノベーションセンター」を立ち上げ|Deloitte
デロイト トーマツ グループは2024年10月、福島県郡山市に「ふくしまサイバーイノベーションセンター」を開設。サイバーセキュリティ人材を採用・育成し、企業や自治体のセキュリティ運用支援を強化。
コンサルティング
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社が、経営戦略の策定から業務改革、デジタルトランスフォーメーション(DX)まで、幅広いコンサルティングサービスを提供しています。クライアントの持続的で確実な成長を支援するだけでなく、社会課題の解決や新産業の創造にも注力しています。また、グローバルネットワークを活用し、国際的なビジネス展開をサポートする体制も整えています。
スタートアップ支援で琉球アスティーダスポーツクラブと協業|Deloitte
デロイト トーマツは琉球アスティーダと協業し、地方創生やスポーツを軸にスタートアップ支援を促進。
ファイナンシャルアドバイザリー
デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社は、M&A(合併・買収)や企業再生、バリュエーション(企業価値評価)など、財務に関する高度な専門サービスを提供しています。これらのサービスは、企業の成長戦略や再編、資本政策の実行において重要な役割を果たします。また、インフラや不動産に関するアドバイザリーサービスも展開し、多様なニーズに対応しています。
ゴーガ解析コンサルティングからデータ分析コンサルティング事業を譲受し、マーケティング効果分析サービスを拡充|Deloitte
データサイエンティストを迎え入れ、マーケティング効果分析を強化しました。今回の譲受により、高度なデータ分析、施策改善提案など、データ主導型のマーケティングサービスを拡充。さらに、既存の専門サービスと連携し、クライアントのマーケティング業務における課題解決を支援する統合的な体制を強化しました。
税務・法務
デロイト トーマツ税理士法人とDT弁護士法人が連携し、税務コンプライアンス、国際税務、移転価格、企業法務、人事・労務、M&A関連法務など、幅広い税務・法務サービスを提供しています。これにより、クライアントのビジネス活動が法令遵守のもとで円滑に進行するよう支援し、リスクの軽減とビジネス価値の向上を図っています。
デロイト トーマツ税理士法人は、複雑化する税務ルールや国際課税対応、情報流入の増加、ESG要件への対応が求められる中、生成AIの活用検討が進んでいます。人材不足や専門性の高い業務負担の軽減を目指し、戦略的な生成AI導入をサポート。税務・経理部門の課題解決に向け、生成AIの特質やリスクを考慮しながら、業務効率化と専門性強化を実現するための包括的な支援を提供しています。
まとめ
デロイト トーマツ グループは、これらの多様なサービスを通じて、クライアントの複雑な課題解決に向けた総合的な支援を提供しています。また、2024年6月からは事業区分を再編し、監査・保証業務、コンサルテイティブ、税務・法務の3ビジネス体制に移行するなど組織内改革も怠っておらず、さらなる成長が見込まれます。
2.デロイトのビジョン:未来を築く存在意義と価値観
デロイト トーマツ グループの理念|グループ案内|デロイト トーマツ グループ|Deloitte
存在意義(Purpose)
デロイト トーマツ グループは、クライアント、メンバー、そして社会に対して「最も価値あることをもたらす」という存在意義(Purpose)を掲げています。複雑な課題の解決、クライアントの持続的成長支援、オープンな職場文化の醸成、さらには社会全体への信頼構築を使命とし、日々挑戦を続けています。
経営理念
- Fairness to society(社会への公正) 経済社会の公正を守り、プロフェッショナルとして責任と役割を誠実に果たし、社会的使命を追求します。
- Innovation for clients(クライアントへの革新) クライアントの期待を超えるため、創造的で先見性のあるサービスを提供し、専門家としての良心に基づく価値を創出します。
- Talent of people(人材の尊重) 一人ひとりの個性と能力を尊重し、組織全体が成長と幸福を実現できる環境を築きます。
共通の価値観(Shared Values)
- Lead the way プロフェッショナルのあるべき姿を追求し、持続可能な社会の実現に貢献します。
- Serve with integrity 誠実性を堅持し、社会やクライアントからの信頼向上を追求します。
- Take care of each other メンバー同士が互いを尊重し、成長と幸福を支え合う組織を目指します。
- Foster inclusion 多様性を受け入れ、強みとして活かすインクルーシブな組織風土を築きます。
- Collaborate for measurable impact 国境や専門性を越えた連携により、目に見える高い成果を実現します。
行動規範(Code of Conduct)
デロイト トーマツ グループは「誠実性(Integrity)」を基盤とし、行動規範(Code of Conduct)に従い、Purposeの実現を目指しています。
3.未来を創る力:デロイトの求める人物像に迫る
デロイト トーマツ グループでは、多様なバックグラウンドを持つプロフェッショナルを歓迎し、各人の専門性を活かせるポジションを提供しています。
主に募集している採用枠は以下の通り、詳細な職種についてはリンクをご参照ください。
求める人物像
デロイト トーマツ グループは、クライアントの成長と社会の発展に貢献するため、共に未来を切り拓くプロフェッショナルを求めています。多様な価値観や課題に向き合い、真のリーダーシップと専門性を発揮できる人材が活躍の場を広げています。
- 世界で活躍できる人材:「日本企業を強くしたい」という熱い想いを持ち、クライアントの成功を自身の成長と捉え、行動できる方。
- グローバルなマインドセット:「グローバル=英語力」だけでなく、多様な文化や価値観を理解し、柔軟性とリーダーシップを発揮できる方。
- 深い専門性を持つ人材:未来に通用する高度な専門スキルを持ち、チームと共に成長し続ける姿勢を持つ方。
- 自己実現ビジョンを持つ人材:明確なキャリアビジョンを持ち、具体的な行動で自身の目標を実現できる方。
セミナーを活用する
デロイト トーマツ グループでは、以下のようなセミナーが開催されています。
例
- 新卒採用向けセッション:国内外の大学で開催されるイベントでは、学生がデロイトのキャリアや働き方について直接質問でき、現役社員との交流を通じて具体的な業務内容を知る機会を提供します。
- 業界別テーマセミナー:製造業や金融業界向けに最新の課題やソリューションを紹介し、専門家との意見交換が可能です。
- DX推進セミナー:企業のデジタルトランスフォーメーションに向け、AIやクラウド導入事例を交えながら、ビジネス変革の手法を解説します。
さらに詳しいセミナーの日時や内容は以下URLからご確認ください。
まとめ
デロイト トーマツ グループでは、共に未来を創り、成長し続けられる仲間を求めています。熱い想い、グローバルな視野、専門性、そして明確なビジョンを持ち、共に挑戦と成長を続ける意欲ある方こそが、デロイトの理想とする人材像といえます。
4.デロイト トーマツ グループの採用プロセス
デロイト トーマツ グループでは、以下の採用プロセスを通じて選考を行います。
※各ステップの詳細やスケジュールは、応募するポジションや法人によって異なる場合があります。
1. エントリー
公式採用ページから新卒採用・キャリア採用の募集職種に応募します。新卒採用ではインターンシップや会社説明会を通じて業務理解を深める機会が用意されています。キャリア採用では、自身のスキルや経験に応じたポジションを選択可能です。
2. 書類選考
提出された履歴書や職務経歴書を基に、経験やスキル、志望動機が募集要件と合致しているか評価します。
3. 面接・選考
2〜3回の面接を通じて、専門スキル、志望動機、チームワーク、カルチャーフィットを総合的に評価します。キャリア採用では、ケース面接や実技テストが実施されることもあります。また、面接の過程ではデロイトのビジョンや業務内容についての質疑応答を行い、相互理解を深めます。
4. 内定・入社手続き
面接結果を踏まえ、採用が決定した場合は内定通知が行われます。その後、条件面の確認や入社手続きを進めます。
5.デロイトが提供する成長機会:自己成長とキャリア形成の場
デロイト トーマツ グループでは、社員一人ひとりがプロフェッショナルとして成長し、キャリアを築くための多彩な機会が用意されています。新人向けの研修制度から、プロジェクトでの実践経験、自己研鑽のための支援まで、幅広いサポート体制が整っています。今回はデロイトトーマツグループのデロイトトーマツコンサルティング合同会社を例にまとめます。
成長・キャリア開発の仕組み
- ブートキャンプ研修(新卒向け):現役の先輩コンサルタントが研修講師を務め、受講者からの評価が反映されるため、内容は非常に本格的です。OJTに入る前に十分な準備ができる仕組みが整っています。
- プロジェクトアサインとキャリア形成:社員は自身のキャリアプランに沿って、希望するプロジェクトを申請することが可能です。また、オファリング活動(プロジェクト外の活動)もあり、個人の興味に応じて専門性を磨くことができます。
- 継続的なフィードバック:プロジェクトリーダーからの成果物に対するレビューや、1on1の面談を通じたキャリア相談が仕組みとして整備されています。適切なフィードバックを受け取ることが可能です。
- 自己研鑽とe-Learning:自己成長のためのe-Learningが非常に充実しており、社員は積極的に活用することで自身のスキルを高めることができます。
働きがいと裁量のある環境
若手のうちから裁量の大きなタスクを任される機会が多く、自ら手を挙げることで希望するタスクを担当できるチャンスがあります。また、ほとんどのプロジェクトでは隔週でキャリア相談の場が設けられており、上司と具体的なキャリアプランについて話し合うことができます。
社員の声による課題
社員の声からは、成長環境に対する課題も挙げられています。
- 「プロジェクトに必要な知識が事前に得られない場合、自分の時間を使って学ぶ必要がある」
- 「フィードバック体制が人によって異なり、成長実感にバラつきがある」
- 「IT系のシステム導入案件が多いため、キャリアがエンジニア寄りになるケースもある。」
デロイト トーマツ アラムナイ(卒業生ネットワーク)
デロイト トーマツ アラムナイ|デロイト トーマツ グループ|Deloitte
デロイト トーマツ グループでは、退職後もつながりを持つ「アラムナイ(Alumni)」ネットワークが存在します。アラムナイを通じて、過去の同僚や先輩と交流する機会が得られるだけでなく、ビジネスパートナーやキャリア相談の場としても活用されています。デロイトでの経験が新たなキャリアやビジネス展開の礎となり、卒業後も価値あるネットワークが維持されます。
まとめ
デロイト トーマツ グループでは、成長機会やキャリア開発を支援する研修やフィードバックの仕組みが整っており、裁量の大きな環境や自己成長の場が与えられています。一方で、その活用度や質には個人や状況によるバラつきも見られるため、主体的に学び、成長機会を掴み取る姿勢が求められます。自身のキャリアビジョンを明確にし、柔軟に行動することで、さらなる成長を実現できるでしょう。
6.公平性と多様性が支える成長の場 : デロイトの職場環境
デロイト トーマツ グループは、Diversity, Equity & Inclusion(DEI)を推進し、社員一人ひとりが最大限のパフォーマンスを発揮できる環境の実現を目指しており、多様な働き方とキャリア開発の支援が整備されています。社員の実際の声もあわせてまとめます。
デロイトのDEI(Diversity, Equity & Inclusion)への取り組み
デロイト トーマツ グループの Diversity, Equity & Inclusion トップ|デロイト トーマツ グループ|Deloitte
デロイトは、多様性(Diversity)を尊重し、公平性(Equity)を担保することで、インクルーシブな環境を構築しています。これは、個々の希望や状況に応じた働き方を尊重し、社員の成長と組織の発展を支える重要な要素です。
社員の声:
- 希望の働き方の尊重:「育児中で出張を避けたい」と希望を伝えた結果、在宅中心のプロジェクトにアサインされ、育児と仕事を両立できた。
- 働きがいの実感:「働きがいの先にある“生きがい”を感じられる」との声もあり、フレキシブルな対応が特徴。
職場環境のデータと現状
指標 | 数値 |
---|---|
中途入社比率 | 94.6% |
プロフェッショナルファーム以外の転職者 | 89.0% |
月平均残業時間 | 24.3時間 |
有給休暇消化率 | 77.8% |
産育休復帰率 | 98.5% |
育児休業取得日数(女性) | 平均 373.2日、中央値 308.0日 |
育児休業取得日数(男性) | 平均 76.3日、中央値 27.0日 |
平均昇格所要年数 | 4.3年 |
中途入社者が94.6%を占め、他業界からの転職者も89.0%に上るなど、多様なバックグラウンドの人材を受け入れる開かれた企業文化を持っています。また、月平均残業時間は24.3時間、有給休暇消化率が77.8%と、働きやすい環境を意識した取り組みが見られます。育児休業取得日数や復帰率のデータから、性別を問わずワークライフバランスの支援が進んでいることも明確です。平均昇格所要年数も4.3年となっており、キャリアパスも整備されている職場環境が伺えます。
働き方の柔軟性と実情
- プロジェクトベースの働き方 デロイトでは、プロジェクトごとに働き方や業務内容が大きく異なります。社員の声からも、「プロジェクト次第で残業時間やワークライフバランスにばらつきがある」との意見がありました。
- フレックスタイム制度 出勤・退勤時間を柔軟に調整でき、プライベートとの両立が可能です。一方で、繁忙期には時間を割いて仕事をする必要もあるため、メリハリが求められます。
社員の声:
- 「現場の制度浸透には課題があるが、残業減少の意識は高まっている」
- 「プロジェクトの切れ目で長期休暇が取りやすいのが利点」
まとめ
デロイト トーマツ グループは、DEIの推進を軸に、社員の多様な働き方や成長をサポートする制度が整っています。柔軟な働き方とプロジェクトごとの特性を理解し、メリハリをつけて働くことで、働きがいとキャリアの充実が実現できる環境です。社員の声からも、現場のリアルな課題が見える一方、最大限のサポートが提供されていることが伺えます。
7.デロイトトーマツの給与形態
デロイト トーマツは 、基本給・残業代・賞与の3本柱を軸に構成され、職位や年次、パフォーマンスに応じて収入が決定されます。若手の段階から高水準の給与が支給され、透明性の高い評価制度が整っていることが特徴です。※デロイトトーマツコンサルティング合同会社を例にしており業種・職種によって異なります。
年収の推移とキャリアステージ
年次・役職ごとの年収の目安
シニアコンサルタントまでは残業代が支給されるため、実際の年収は残業時間によって大きく変動します。 例えば、月80時間の残業で毎月30万円近い収入が上乗せされるケースもあり、若手社員でも年収1,000万円を超えることがあります。
給与体系の仕組み
デロイトの給与体系は以下の3要素から構成されます:
- 基本給:役職ごとに設定。シニアコンサルタントまでは固定残業25時間分を含む。
- 残業代:25時間を超えた分は全額支給(シニアコンサルタントまで)。
- 賞与:年2回支給(2月・8月)
- 固定賞与:1回目は一律の金額。
- 付加賞与:2回目は個人の業績評価に連動。
社員の声: 「シニアコンサルタントの最上位とマネージャーの下位は給与がほぼ同じだが、マネージャーになると賞与比率が高くなるため、年収バランスが変わる。」
評価制度の透明性とフィードバック
デロイトでは、四半期ごとにプロジェクト内評価が行われ、半期ごとの面談で最終評価が確定します。
- 評価プロセス
- 四半期ごとのプロジェクト評価。
- 半期ごとの面談で達成度の確認。
- 綜合的なフィードバック:上司・同僚・クライアントの意見を総合的に反映。
社員の声: 「評価の透明性が高く、現場で見てくれる上司が具体的なフィードバックをくれるため、納得感がある。」「評価制度は透明性があるものの、最終的には相性の良い上司に当たるかどうかが影響しやすい。」
まとめ
デロイト トーマツ コンサルティングの給与体系は、基本給・残業代・賞与が明確に設計され、若手から高水準の年収が得られる環境です。 評価制度は透明性が高く、四半期ごとの評価とフィードバックにより、目標達成に向けた軌道修正が可能です。個々の働き方や成長意欲に応じたキャリア形成が期待でき、給与体系や評価が比較的明確であるといえます。
8.経営陣紹介
木村 研一(Kenichi Kimura)
木村 研一/Kenichi Kimura|デロイト トーマツ グループ CEO
デロイト トーマツ グループ CEO / 公認会計士
経歴
- 1991年:監査法人トーマツ(現 有限責任監査法人トーマツ)に入社。
- 一度退職後、2000年に再入社。
- 2015年~2021年:デロイト トーマツ グループのリスクアドバイザリー ビジネスリーダーおよび有限責任監査法人トーマツの執行役を歴任。
- 2019年~2021年:
- デロイト トーマツ リスクサービス株式会社 代表取締役社長
- デロイト トーマツ サイバー合同会社 代表執行者
- 2021年6月~2022年5月:デロイト トーマツ グループのクライアント&インダストリー責任者を務める。
- 2022年6月~現在:デロイト トーマツ グループ CEOに就任(現任)。
永山 晴子(Haruko Nagayama)
永山 晴子/Haruko Nagayama|デロイト トーマツ グループ 及び 有限責任監査法人トーマツ ボード議長
デロイト トーマツ グループ 及び 有限責任監査法人トーマツ ボード議長
経歴
- 専門分野: 総合商社、小売業、製造業、金融業など幅広い業種の日本基準およびIFRS基準の監査業務、連結財務諸表作成支援、IFRS導入支援業務に従事。
- 会計基準の開発: 企業会計基準委員会や日本公認会計士協会の各種委員として、会計基準の開発に貢献。
- 著書: 『監査の現場からの声 -監査品質を高めるために-』(共著:同文舘出版) 『監査の品質に関する研究』(共著:同文舘出版)
主な職歴
- 2018年6月~2020年8月:有限責任監査法人トーマツ 経営企画本部長
- 2020年8月~2022年7月:デロイト トーマツ合同会社 評議員 / 有限責任監査法人トーマツ 評議員
- 2022年7月~現在:デロイト トーマツ グループおよび有限責任監査法人トーマツ ボード議長
- 2024年6月~:デロイトアジアパシフィック Board of Directors メンバー、AP Risk Committee Chair
まとめ
デロイト トーマツ グループは、世界最大の会計事務所であり、イギリスおよびアメリカのデロイト&トウシュや有限責任監査法人トーマツを中核とし、グローバル規模でプロフェッショナルサービスを提供しています。多様性、公平性、包摂性を推進するDEI方針に基づき、柔軟な働き方や成長機会を支援する職場環境を整備しています。年収は高水準で1000万以上を目指せる給与体系や、透明性の高い評価制度が特徴であり、転職を考える方にとって理想のキャリア形成の選択肢といえるでしょう。
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