2019年11月中旬に中国で新型コロナウィルスの感染者が発見されてから、2020年1月中旬に日本でも最初の感染者が見つかりました。2020年3月22日時点で全世界の感染者が30万人を突破しました。それに伴い、2020年東京オリンピックの1年延期やプロ野球・Jリーグなども延期となっております。
このような状況のため、候補者の方から「企業の中途採用には影響ありますか?」とよく聞かれます。全く影響がないわけではありませんが、現状、私共がご紹介しているリクルートグループ含めたIT大手企業やコンサルティングファームでは、大幅に採用枠を狭めたり、選考基準が変わったりしておりません。もちろん、新型コロナウィルスの影響により、多くの企業が選考方法を変更していますので、どのようになっているのかを下記で説明していこうと思います。
新型コロナウィルスの影響による企業の対策について
面接方法を対面からweb面接に変更
企業でも時差出勤やリモートワークを実施して、極力直接の接触を避けているように、企業の面接でも対面ではなく、ZOOMやSkype等によるweb面接に切り替えています。企業によっては、最終面接までをweb面接のみで行っている所もあります。
また、対面での面接であっても、1m以上席を離して行うように心掛けており、さらにマスク着用を義務付けているところが多いです。
web面接を受ける際の注意点
- 静かな場所で受ける
- ネット環境が完備されていること
- いつもよりハッキリ大きな声で話す
- 事前にエージェントと練習しておく
web面接になったことで、対面よりミスコミュニケーションが出やすいという懸念があるようです。声が届かなかったり、ネット環境が悪く途中で回線が途切れたり、といった対面では想定できないトラブルがあるのも確かです。
そのため、事前に指定されたweb面接と同じ環境でエージェントと練習しておくことが大切になってきます。
会社説明会の実施を控えている
感染のリスクを最小限に抑えようと集団行動を避けるため、イベントの中止やアミューズメントパークの休園などと同様に、ほとんどの企業で会社説明会が中止となっています。会社説明会は人を集めることを目的として、休日に行われることが多く、政府が休日の外出自粛を求めているため、しばらく会社説明会の開催は難しいでしょう。
さらに会社説明会と一緒に「1日選考会」も行われることが多く、必然的に1日選考会も中止となっています。
多くの企業では、会社説明会をweb動画で配信しており、選考を受ける方には、その動画を必ず観るように促しています。エージェント経由であれば、会社説明会がない企業でも、その会社について詳しい情報を知ることができるでしょう。
多くのIT・コンサル業界は柔軟に対応して採用活動中
他のエージェントの話を聞くと職種によってはクローズになっている求人もあるようです。
ですが、多くのIT・コンサル企業ではIT人材不足が加速しているため、IT人材の採用枠が大幅に減少する可能性は低いでしょう。さらに今回の件により、リモートワークや在宅勤務を積極的に導入する企業が増えたことで、SaaS系サービスを展開しているIT企業では今後の採用枠を逆に増やそうとしているくらいです。
2020年4月1日時点で、新型コロナウィルスの影響がどこまで拡大していくか、誰も予想できないです。IT・コンサル業界の採用動向については、変化があり次第、こちらで発信していこうと思います。
コメントはできません。