はじめての転職の場合、いろいろ不安なことがありますよね。
転職することによるメリットとデメリットはどのようなことでしょうか。
ここでは、転職した場合に想定されるメリットとデメリットの一部をお伝えします。
転職することにはメリットもデメリットもありますので、慎重に考えてみてください。
転職する人は増えているが、後悔する人も・・・
以前と比較すると、転職する方は増加傾向にあります。
日本でも転職することが、ごく当たり前になってきました。
転職して現職の不満を解消したり、以前からやりたいことに若いうちにチャレンジする方が目立つようになりました。
電車に乗ると、おのずと転職サービスに関わる広告が目に入ります。
私も転職エージェントとして多くの方の転職相談を受けてきました。
成長意欲のある方や現職で評価されている方でさえ、現職以外でのキャリアアップの機会を探している方が多くなってきたと認識しています。
一方、多くの方が転職して満足していますが、転職することによって後悔している方もお見受けします。
では転職することによるメリットとデメリットはどんなことが想定されるかを、下記でお伝えします。
転職することによりメリットについて
転職することによるメリットは大きく下記2点が挙げられます。
1. 本当にやりたい仕事にチャレンジできる
モチベーションアップ、キャリアアップ、プライベートの充実
2.環境改善
ワークライフバランス、給与、有給消化、育児に関われる等
1.の本当にやりたい仕事にチャレンジできることで、毎日仕事をするモチベーションをアップさせることができます。現職で叶わなかったプロジェクトにチャレンジ出来たりすると、新しい仕事や技術に対しての刺激が生まれます。
また、チャレンジングな仕事をすることで、自身のキャリアアップをすることが可能です。
[aside type=”normal”]例:
今まで30人/月のプロジェクトマネージャーをしてきた方が、次は50人から100人/月のプロジェクトマネージャーをする場合です。そこでは求められるスキルも異なりますし、今まで以上にプロジェクトを推進する難しさを経験でき、新たな学びもあります。[/aside]
日々、チャレンジングな仕事をすることで、プリベートを充実させることも可能かもしれません。
平日はある程度、仕事に没頭して、休日はしっかりとオンとオフを分けて休めますね。
仕事が充実している人ほどプライベートも満足している方が多いように感じます。
2.について
ワークライフバランスを取りたいという方が増えている印象です。
SIerから事業会社、ITコンサルファームから事業会社に転職して、残業時間を減らしたいという希望です。
[aside type=”normal”]例:
リクルートテクノロジーズに代表する、リクルートグループの年間労働時間は2440時間です。月10から30時間くらいの残業です。今まで、毎月50時間〜100時間の残業をしてきた方から見ると大きな改善があります。[/aside]
また、成長している優良企業で採用力がある会社の多くは、給与・有給消化率も高いことも挙げられます
男女関係なく、育休・産休を取得出来る会社も多く、働きやすい環境が整っています
転職することによりデメリットについて
デメリットとしては下記が挙げられます。
新しい環境(職場、勤務地、社員)にいくことにより、ゼロから人間関係を築く必要がある
入社前と入社後のギャップ(仕事内容のイメージ等)がある
1.の新しい環境にいけば、おのずと、ゼロから全てを築く必要があります。
新しい転職先はあなたのことを評価して採用したわけです。
まずはある程度、即戦力として何を発揮してくれるのかを見ているのは当然なのです。
最初に任されたプロジェクト次第で、今後のあなたの評価が決まる可能性は大きく、
仕事ができる人と思われれば、その後のプロジェクトも魅力的で重要なポジションにつけるかもしれないのです。
一方、最初のプロジェクトの評価が低ければ、次に任されるプロジェクトへの期待はできません。
また、新たな人間関係も築かなればなりません。現職では、あなたのことを信頼している部下や周りのメンバーがいて、サポートを受けながら仕事をしていたことでしょう。
新しい転職先の社員はあなたのことをまだ信頼しているわけではないですよね? この信頼を勝ちとる努力が必要ですね。
2.環境改善についてのデメリットでは、
私がご紹介している求人企業ではあまり入社前と入社後のギャップがあるとは聞きません。
しかし、一部の方はこの点を不満に感じている方がいるようです。
優良企業や成長中の人気企業は面接で仕事内容の説明をしっかりとしています。
内定が出た後の条件面談時にも現場の方が同席して再度詳細な仕事の説明をしています。
中小企業や人気のない企業に転職した方からは、たまに、入社前と入社後のギャップがあり再度転職活動しているということを聞きます。入社前には仕事内容の詳細をきちんと把握する努力も必要ですね。
その他のデメリットとしては、下記などが挙げられます。
- 転職後の最初の賞与が出ないケース
- 住宅ローンを組む時のタイミングで転職をすると、審査が通らないことがある
- 転職回数が増えると、再度の転職をする際に不利なことがある
- 入社後、すぐに有給休暇が支給されないケースが多く、病気などで欠勤になることがある。
- 新卒からの同期入社の仲間に入れない
- 外資系企業に転職をすると、再度の転職で日系企業に戻りにくいことがある
あなたのような経歴であれば、上記デメリットを気にする必要はないかとは思いますが…
いかがでしたか?
転職はキャリアアップにおいて、メリットも多くありますが、デメリットもあります。メリットばかり目立ちますが、新たな環境におのずと適応していく努力や転職後しばらくは待遇などに不利な点もあります。
しかし、私の担当した多くの転職成功者は上記点を全て踏まえ、新しい仕事への取り組み方やワークライフバランスを充実させていますのでみなさんも前向きな転職活動を行えると思います。
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