リクルートの社風については、一般企業と比べて独特とよく言われます。
実際、ユニークな企業文化として時折紹介される ”起業家精神”は代表的で、会社を辞める際も「退職」とは呼ばず、「卒業」といいます。そして、卒業後の社員にも今後のキャリア支援として、条件を満たせば年収1年分が支払われるほどです。また、経営理念にもある”個の尊重”も社風に表れていて、やはり他企業と比較しても自由度が高いイメージがあります。
では、グループの子会社別ではどうなのでしょうか?
そこで今回はリクルート住まいカンパニーの社風についてお話します。
”誠実”が社風である理由
リクルート住まいカンパニーの人事の方に社風を聞いた際にあった印象的な言葉があります。
”住まいという人生で一番重要な意思決定に寄り添うからこそ誠実”
家は人生で一番高い買い物であり、私たち暮らしの根幹です。リクルート住まいカンパニーは重要な住まいのサービスに携わるからこそ、社風、人事や評価にいたるまで誠実さを大切にしているそうです。
これらはこれからお話する顧客満足やロイヤリティーを考えたサービスはもちろんのこと、社員のワークスタイル、スキルアップなどの人事制度の随所で実践されています。
人事制度も誠実がベース
半期に3度のミッション面談/Will-Can-Mustシート
住まいカンパニーでは、人材マネジメントポリシーで掲げている通り、「誠実さ」をベースに、「実力アップすること」に対して、「情熱をもって」チャレンジする人の成長を全力で支援しています。そのため、半期ごとに新たなミッションの設定を行い、半期に3回(期初・折り返し地点・期末)の上司との面談を通じて成長支援と、キャリア形成支援を行っています。 具体的にはWill Can Mustシートというツールを用いて、個人のWill(実現したいこと)・Can(強みと課題)・Must(ミッション)とが一気通貫してつながるようにすり合わせを実施。ミッションを通じて、どのように自分の強みを伸ばし弱みの克服ができるか、その結果としてどういうキャリアを形成していくかを上司と話し合う場を半期に3回設定し、個人が最大限成長し、描くキャリアを形成していくことを全力で支援しています。
ミッショングレードの評価定義は全社員に公開されており、評価の公平性が保たれています。
家族への理解度も高い社風
育児や介護中の社員に対しての理解度も高く、ワークスタイルも多様で、仕事と家族(暮らし)を両立できるような環境が整っています。
- 産前産後休暇
- 育児休暇制度
- 時短勤務制度
- 在宅勤務制度
人々の幸せな暮らしをサポートするのにまず、社員が幸せになれるようにと働き方改革を推進しています。
女性社員だけではなく男性社員も積極的に時短勤務や育児休暇取得しているようで、家族を大切にしながら、仕事にチャレンジできる風通しのよい印象があります。
全ての人を理解する社風
- 働き方改革:生産性向上につながる新しい働き方の実施
- 「多様な個」の理解:LGBT研修の実施
- 女性活躍:女性が活躍できる雇用環境の整備
人の数だけ住まいがあるので、多様な理解が不可欠。ダイバーシティにも会社全体で取り組んでいます。
リクルート住まいカンパニーは、社員自らが幸せな暮らしを実践し、事業やサービスに活かしているように思えます。働きやすく、やり甲斐のあるとてもいい社風ではないでしょうか?
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