35歳を越えたらITエンジニアの転職が難しくなると聞いたことはありませんか?
35歳以上のITエンジニアでも、スキルや経験値が年齢に伴っていれば、転職することはできます。
ただし、20代のような若手と比較すると、求人数が少なくなってきます。
また、求人企業が求めるものも高くなりますので、内定が出る難易度は高くなります。
ここでは、どのような方であれば35歳以上のITエンジニアでも転職することができるのか、についてお伝えします。
30代で優良企業や人気企業に転職できる人はごく少数!
私は過去14年間、転職エージェントとして多くの35歳以上のITエンジニアの転職支援をしてきました。
私がご紹介している優良企業や人気企業に転職できる30代の方は、実際には非常に少ないというのが実情です。
とはいえ、30代で優良企業、人気企業に転職できる人が全くいないわけではありません。
では、30代で優良企業、人気企業に転職できる人はどんなタイプなのでしょうか?
30代でも優良企業や人気企業に転職できる人のタイプとは?
35歳以上のITエンジニアでも優良企業や人気企業に転職できる方は下記のような方です。
タイプ1:同年代の社員と比較して自身の強みがある方
35歳以上になると転職先は即戦力で活躍できる方を期待します。
社内にいる同年代と比較してスキルが優れているなど、自身の強みがなければ企業も採用しづらいです。
例えば、これまで大規模なプロジェクトをいくつもこなしてきた、など。
プロジェクトマネージャーといったスキルがあれば、転職先も評価しやすいです。
また、ITエンジニアとして高い技術力があり、難易度の高いシステム課題を解決してきた方も評価されやすいですね。
これらの強みとなるスキルを面接でわかりやすく説明する能力も重要です。
タイプ2:現職での評価が非常に高い方
いうまでもありませんが、現職で評価されていない方を採用したい求人企業はありませんね。
現職でもある一定の実績を出してきた方であれば転職してからも実績を出すことが期待できます。
また、面接で自身の実績を説明できるかどうかも重要になります。
- なぜそのような実績が出せたのか
- それは周りの協力があってなのか
- それとも自身の活躍が多きな要因なのか など。
面接での説明能力もある程度は必要になります。
タイプ3:客観的に見ても高いコミュニケーション能力がある方
転職希望者とお会いして、「あなたの強みは何ですか?」
と聞くと「コミュニケーション能力です」と回答する方が多いです。
「仕事上、いろんな利害関係者をまとめてきたので、そこで発揮してきたコミュニケーション能力が強みです」と。
私から言わせていただくと、決してコミュニケーション能力が高くはないのにそれを自身の強みと判断している自己分析能力が低い方が多いです。
そういった方が、仮に上司や周りから、あなたはコミュニケーション能力が高いと評価されているのであれば、その会社のレベルや評価者が平均値よりも低い可能性がありますね。
重要なのは客観的にみたスキルです。
タイプ4:社内、社外でも勉強している方
常に向上心を持っている30代の方であれば、社内だけじゃなく、社外でも勉強しているはずです。
「現職が忙しくて」という方もいますが、必ず勉強する時間はあるはずです。
勉強してきたことを示す一つの指標としては、資格取得があげられます。
「業務で必要になる」、「今後、この技術を延ばしたい」から、といった理由で資格を取得された方を求人企業は高く評価する傾向にあります。
また、BtoCのサービスを提供している求人企業で採用したい方の一例としては、ハッカソンに出場していたり、業務外でもアプリを開発しているような方です。
やりたいことがあれば、すぐにアクションを起こすようなタイプの方ですね。
タイプ5:他責をしない方
評価されない典型的な例は他責ばかりする方です。
上司が評価してくれない、やりたい案件にアサインしてくれないなど、全ての不満を人の責任にしてしまう方です。
不満があるのであれば、まずは、自らを省みて何かやれることがないのか、やれることがなかったのかを考える必要がありますね。
自分が高い実績を出し続けていれば、自ずと周りは評価してくれます。
35歳以上でも、転職はできるが実績と努力が必要!
35歳以上のITエンジニアが優良企業や人気企業に転職することは、簡単ではありません。
ただし、ある程度、幅広く転職先を検討するのであれば、転職することは容易です。
優良企業や人気企業に転職するためには、これまで積み重ねてきた実績や努力が必要です。
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