‘‘リクナビNEXT『グッドエージェント賞』7期連続受賞‘‘コープラスが提供する転職完全ガイド。本記事はTISの事業内容、年収、評判、キャリアパスなど項目ごとに分け詳しく解説し、実際の社員の声や転職成功のポイントを交え、次のキャリアを目指す方に役立つ情報をお届けします。
TISの概要
TIS株式会社は、日本の大手ITサービス企業で、システムインテグレーション(独立系)、コンサルティング、クラウドサービス、デジタルトランスフォーメーション(DX)支援などを幅広く展開しています。
TISインテックグループの中核企業として、金融、製造、流通、公共、ヘルスケアなど多様な業界に対応し、IT戦略の立案からシステム開発・運用まで総合的に支援しています。
近年はAIやデータ分析、クラウドを活用したソリューションの強化に加え、ベトナムやインドネシアをはじめとする東南アジアを中心にグローバル展開を進め、企業のデジタル変革を支援しています。
会社概要
- 設立:2008年4月1日
- 本社所在地:東京都新宿区西新宿8丁目17番1号
- 総売上高:5,490億円(2024年3月期)
- 総従業員数:21,972名(2024年3月31日時点)
- 資本金:100億円
- 上場市場:東証プライム市場(証券コード:3626)
- グループ会社数:57社
平均年収
2024年3月の有価証券報告書におけるTISの平均年収は以下の通りです
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詳しい給与形態・評価制度はこちらをクリック!下にまとめています。
TIS株式会社の市場ポジションと強み
TIS株式会社は、日本のITサービス市場において独立系・プライムコントラクターのリーディングカンパニーとして確固たる地位を確立しているといえます。
特に、金融IT分野では国内トップクラスのシェアを誇り、決済インフラやクレジットカードシステムの開発において高い競争力を持っています。また、幅広い業界に対してITソリューションを提供し、特に製造・流通・公共インフラ・医療といった分野での実績も豊富です。
TISの強みは以下の点にあります。
- 決済領域の圧倒的なプレゼンス
- クレジットカード決済システムで国内シェア約50%、デビットカード関連サービスでは80%以上の市場シェアを確保。
- 「PAYCIERGE(ペイシェルジュ)」などの決済プラットフォームを提供し、多くの金融機関に導入済み。
- 多様な業界でのITサービス展開
- 金融・産業・公共・医療・流通などの多様な業界に対応し、約15,000社と取引。
- 幅広い業界への対応により、経済変動や特定業界の低迷の影響を受けにくい。
- 高い技術力と先進的なDX支援
- AI・クラウド・データ分析を活用したDX推進を積極的に展開。
- レガシーシステムのモダナイゼーション(刷新)に強みを持ち、大企業のDXを支援。
- グローバル展開の加速
- ASEAN(東南アジア)市場を中心に2026年度までにグローバル売上1,000億円達成を目標。
- 現地企業との提携や買収を進め、タイ・インドネシア・ベトナムを主要拠点として拡大。
TISの主要事業
TIS株式会社は、幅広いITサービスを展開する中で、主に以下の5つの事業領域に注力しています
システムインテグレーション
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TISインテックグループは独立系のシステムインテグレーターとして、情報システムの設計・構築から運用・保守までトータルに提供しています。メーカーに依存せず最適なハードウェアやソフトウェアを組み合わせ、高品質・高生産性のシステム構築を実現します。
複数ベンダーの技術を統合して顧客の基幹システムを構築し、先端技術やオフショア開発も活用することでコスト効率と安全性を両立させています。
具体例
商品を軸とした連結事業グループへ、全体最適の視点から基幹システムを刷新。
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システム開発
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金融から公共まで多岐にわたる業界向けにシステムの設計・開発・運用を行い、各業界の業務特性に合わせたソリューションを提供しています。TISはクレジットカード基幹システム開発で国内市場シェア約50%を占め、デビットカード関連のサービス提供・システム開発では約80%を担う実績があります。
自治体向けの危機管理情報システムや地方税電子申告システムなど、社会インフラとなる大規模システムを全国規模で構築・稼働させており、安全・安心な基盤づくりに貢献しています。
具体例
JR東海の基幹系システムをCOBOLからJavaへリライト。メインフレームのオープン化で、システムの継続性確保を実現。
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アウトソーシング
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最新設備を備えた国内トップクラスのデータセンターやBPO拠点を全国に展開し、多様なアウトソーシングサービスを提供しています。東京・名古屋・大阪など全国14ヶ所に自社データセンターを保有しており、災害や不正侵入から顧客の情報資産を守る堅牢な環境でビジネス継続を支えます。省エネや低炭素化にも取り組み、持続可能な運用体制を追求しています。
具体例
旭化成グループの基幹システムを「SAP S/4HANA」で全面刷新。完全性を備えたデータを迅速に取り出し、分析・見える化のDXに活用。
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コンサルティング
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ITの視点から顧客ビジネスへの貢献策を提案し、経営戦略に沿ったIT導入計画の策定から実行支援まで一貫してサポートしています。各分野で経験豊富なコンサルタントが顧客の課題に対応し、提案内容はグループ全体で実現まで取り組みます。
デジタルトランスフォーメーション推進のためのIT戦略立案では、現行業務の分析から新システム導入までを包括的に支援し、顧客企業のビジネス変革を後押ししています。
具体例
サントリーのDXを支えるアジャイル開発の導入を支援。ガイドライン作成から、研修、開発支援までをトータル提供。
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クラウドサービス
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パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウドなど顧客の業務に適したクラウド環境の構築と、既存システムからの円滑な移行を支援しています。
自社の高信頼性データセンター基盤を活用し、安心して利用できるクラウド環境を提供するとともに、必要に応じて専有型のプライベートクラウドなど柔軟なソリューションも展開しています。
すぐに利用可能な業務アプリケーションなど多彩なクラウドサービスを自社開発し、顧客に提供しています。
具体例
建設現場等の経費申請60万件/年をクラウド型サービス「Spendia」に移行。特殊要件にも、新機能の開発・実装できめ細かく対応。
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TISの企業分析とキャリアチェンジ成功の秘訣
転職における企業分析の重要性
転職を考える際、企業の業績を分析することは極めて重要です。企業の財務状況や成長戦略を理解することで、安定したキャリアを築くことができるか、また長期的な視点でどのようなキャリアパスが描けるかを判断しやすくなります。特に、成長性の高い企業への転職は、個人の市場価値を向上させる大きなチャンスになります。
転職市場では、給与や待遇だけでなく、企業の今後の成長戦略や業界動向を見極めることも求められます。私たちは、業績や市場動向を含めた総合的な視点から転職のサポートを行っています。転職を具体的に考えている方も、情報収集をしたい方も、まずは相談ベースでも構いません。ぜひご連絡下さい。相談フォーム
業績分析
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TISの2024年3月期の連結売上高は5,490億円で、14期連続の増収を達成しました。営業利益は645億円で、こちらも13期連続の営業増益となっており、過去最高の業績を記録しています。これは、デジタルトランスフォーメーション(DX)需要の高まりにより、企業のIT投資が増加したことが要因とされています。また、クラウドやデータ活用、決済システムなどの分野での成長が、安定した収益基盤を支えています。
これまでの注力領域
TISは近年、クラウドサービス、決済インフラ、サプライチェーンDXの強化に注力してきました。特に、企業の基幹システムのモダナイゼーションを支援するソリューションに力を入れており、レガシーシステムの移行需要に対応しています。
また、自動運転技術やサービスロボットといった次世代テクノロジー分野への投資も進めており、新たな市場の創出を目指しています。これらの取り組みにより、企業のDX推進を幅広くサポートする体制を強化しています。
今後の成長戦略と市場動向
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今後、TISはグローバル展開、生成AIの活用、サブスクリプション型ビジネスの拡大に注力していく方針です。特に、ASEAN市場を中心とした海外売上高の拡大を目指し、2026年度には連結売上高1,000億円を達成する計画を立てています。
また、AIを活用した業務自動化やクラウドサービスの強化にも取り組み、IT投資の加速に対応する方針です。市場全体としても、DXやクラウド移行のニーズが高まっており、TISはこれらの変化に適応しながら成長を続けると考えられます。
まとめと転職のポイント
TISは、安定した業績と成長戦略を持ち、今後も事業拡大が見込まれています。
先にも記述しましたが、転職における市場動向を把握し企業を分析することは転職においてとても重要なことです。
当社では、転職を成功させるためのサポートを提供しています。最新の企業分析や市場動向を踏まえたアドバイスを行い、書類作成から面接対策、条件交渉までトータルサポートを実施しています。
転職を具体的に考えている方はもちろん、転職を考え始めたばかりの方も、将来に向けて情報を集めたい方も、まずはお気軽にお問い合わせください。
TISの求める人物像
募集業種
TIS株式会社では、中途採用において幅広い職種カテゴリで人材を募集しています。その主な募集職種カテゴリーは以下の通りです。
- プロジェクトマネージャー
- アプリケーションスペシャリスト
- ITアーキテクト
- ITスペシャリスト
- コンサルタント
- データサイエンティスト
- セールス(営業)
- 企画
これらは現在募集している求人のカテゴリであり、ITエンジニアリングからコンサル、営業、企画まで多岐にわたります。※応募する時期や職種・業種によって変更または異なりがあります。
詳しい求人情報はこちらから➝TIS株式会社 採用情報
採用方針
TISは、中途採用において「主体的に行動し、社会に新たな価値を生み出せる人材」を求めています。多様なバックグラウンドや強みを持つ人材が協働することで、イノベーションを生み出すことを重視しており、リーダーシップと協調性の双方を備えた人物を歓迎しています。
また、高い誠実性を持ち、社内外のステークホルダーと信頼関係を築けることも重要な要素です。単なるスキルや経験だけでなく、意志と行動によって社会に貢献する姿勢が求められます。
TISの掲げるミッション
TISは「社会を動かし未来を彩る」というスローガンのもと、社員一人ひとりがムーバー(変革推進者)となることを期待しています。
人事本部長の林由之氏も「求めるのは、想いを形にする意志と行動。その集合体が社会を彩る力になる」と述べており、単なるアイデアだけでなく、それを具体的な成果へと結びつける実行力を重視しています。この理念のもと、TISは社員が自らの意志で挑戦し、社会に貢献できる環境を提供しています。
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ミッションや求める人物像を理解する重要性
転職活動の際に、企業の採用傾向やビジョン・ミッションなどを理解することは非常に重要です。これを把握することで、面接の際に企業の目指す方向性と自身のキャリアビジョンが一致していることを明確に伝えやすくなり、好印象を与えることができます。
さらに、事前に企業の価値観を把握することで、自分のキャリアビジョンと合致しているかを判断しやすくなり、入社後のミスマッチを防ぐこともできます。
転職成功者の共通点
転職に成功している人材には、いくつかの共通した特徴があります。一般的にいままで転職成功者は、以下のような考え方を持っています。
- 明確なキャリア戦略を持っている:職成功者の多くは、「なぜ転職するのか」「転職後にどのようなキャリアを築きたいのか」を明確にしています。
- 転職市場を正しく理解している:ITコンサル・SIerの転職市場は常に変動しています。転職成功者は、市場の動向を分析し、最適なタイミングで行動しています。
- 自分の「市場価値」を高める:転職市場では「何ができるか」が評価基準になります。市場価値を高めるには、即戦力性をアピールできるスキルや経験を持つことが不可欠です。
- 適切な職務経歴書と面接対策:転職成功者は、企業に響く職務経歴書(レジュメ)と面接の準備を徹底しています。
- ワークライフバランスの改善を意識:転職は給与アップだけでなく、働きやすさの向上も重要な要素です。成功者は、自分の働き方の理想像を明確にし、それに合った企業を選んでいます。
これらのような特性を持つ方が転職市場で成功しやすい傾向にあります。そして、当社では、これまで多くの転職成功者を支援してきた実績をもとに、転職希望者の皆様にノウハウを提供しています。応募書類のブラッシュアップや面接対策に加え、個々のキャリアパスを見据えた具体的な戦略提案を行っています。転職を視野に入れたい方、転職に関する具体的な情報や戦略について知りたい方、まずは相談ベースでも構いません、ぜひお気軽にご連絡ください。相談はこちらから
年収
TISの平均年収は以下の通りです。
職種別平均年収
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年齢別平均年収
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評価制度
グレード制度
TISの人事評価制度は、まず等級制度(グレード制度)を土台に構築されています。
具体的には、グレードはPR1から始まり、PR3で係長相当、PR4で課長相当となります。その上は管理職グレードとなり、MG1~MG5まで段階的に上がる仕組みです。
社外の調査によればPR1(新入社員~若手層)で年収約400~500万円、PR2で500~600万円、PR3(係長級)で600~800万円、PR4(課長級)で800~900万円程度が一つの目安とされています。
そこから管理職のMG1(部長補佐クラス)に昇格すると900~1000万円、MG2(部長クラス)で1000~1200万円といったレンジになり、さらに上位のMG3~MG5(経営層クラス)では個人の業績評価や会社業績に応じてそれ以上の処遇がなされます。
評価基準
TISでは絶対評価を採用しており、社員同士を相対比較するのではなく、設定した目標の達成度や期待役割の遂行度合いを基準に絶対的な評価を下します。
評価項目においては、業績(成果)評価だけでなく、その成果を生み出すプロセス(過程)も切り分けて評価する点が特徴です。
半期初めに設定した目標に対し、途中経過での努力や挑戦のプロセスも期末評価で考慮されます。
たとえ目標達成に至らなかった場合でも、挑戦した過程で発揮した取り組みを評価する仕組みになっており、社員が安心して新たな課題に挑めるよう後押ししています。
給与決定の仕組み
TISの報酬(給与)体系は、大きく分けて基本給(各種手当含む)と賞与(ボーナス)で構成されます。
年収ベースで見ると、「基本給 + (みなし)残業代 + 年2回の賞与」が基本形となっており、これに業績連動のインセンティブ要素が加わる仕組みです。
基本給は前述した等級(グレード)によってあらかじめレンジが決まっています。グレードが上がるほど基本給テーブルも高くなるため、昇格(グレードアップ)時に大きな昇給が発生します。
賞与(ボーナス)は原則として年2回、夏季と冬季に支給されます。TISの賞与額は、会社業績および個人業績評価に連動して決定される業績連動型です。
転職における年収交渉の重要性
年収交渉の重要性
転職時の年収交渉は、単なる給与の増額交渉ではなく、キャリアの価値を最大化する重要なプロセスです。企業側が提示する初期オファーは、必ずしも転職者の市場価値を完全に反映したものではありません。適切な交渉を行うことで、スキルや経験に見合った評価を受けることが可能になります。
また、年収だけでなく、賞与、役職、ストックオプション、福利厚生などの条件も交渉の対象となります。さらに、日立製作所のようにグローバルな評価制度を採用している企業では、職務グレードやジョブディスクリプション(JD)を理解した上で、適切な交渉を行うことがより良い条件の獲得につながります。
年収交渉の具体的なポイント
転職時の年収交渉では、以下のポイントを押さえることが重要です。
- 市場価値の把握:同職種・同業界における平均年収を把握し、自身のスキル・経験がどの位置にあるかを明確にします。
- 総報酬の観点:基本給の増額だけでなく、金銭面以外の要素も含めて交渉することで、より良い条件を引き出すことができます。
- 企業の評価基準を理解する:どのような要素が年収に影響するかを見極めることができます。
- 適切なタイミングでの交渉する:タイミングを見極めれば、企業側も前向きに話を聞いてくれる可能性が高く、交渉がスムーズに進みやすくなります。
当社のサポートと実績
年収交渉は、転職者が自分一人で行うにはハードルが高く、適切な交渉をしなければ企業側のオファーをそのまま受け入れる形になりがちです。そこで、当社では書類作成から面接対策、そして年収交渉に至るまで一貫したサポートを提供しています。
- 業界ごとの年収相場の提供:最新の転職市場データを基に、求職者の経験・スキルに適した給与レンジを提案します。
- 企業の評価基準を基にした交渉戦略:評価基準を分析し、どのような要素が年収に影響するかを見極めた上で、適切な交渉を行います。
- 成功実績多数:当社では、これまで多くの転職者を支援し、より良い条件での転職成功を実現してきました。求職者の市場価値を適切に評価し、それに見合った待遇を引き出すサポートを行っています。
- 交渉代行も可能:転職者本人が企業と直接交渉しづらい場合、エージェントが企業と交渉を行い、最適な条件を引き出します。
「今より良い条件で転職を成功させたい」「年収交渉が不安」という方は、ぜひ一度ご相談ください。相談フォームはこちら
社員の声:現場のリアルな声
TISの社員の声をもとに、組織文化・給与と評価制度・ワークライフバランスについてまとめました。社員の実体験を反映し、ポジティブな意見だけでなく、現場で感じられている課題も含めて紹介します。
組織文化と働く人の特徴
「複数の会社が合併してできた経緯もあり、企業全体としてのまとまりはあまり感じません。組織は基本的に縦割りで、部署間の連携は少なく、現場の意見がトップダウンで決まることがほとんどです。ただ、部署によっては風通しが良く、チーム単位で自由に動ける環境もあります。」
「誠実で真面目な社風があり、昔ながらの日本企業の雰囲気が残っています。特にサービス開発系の部署では、風通しが良く成長実感を得やすい環境です。一方で、アカウント組織では安定を重視し、変化に対してリスクを取らない傾向があります。」
「粘り強く取り組める人が向いていると思います。TISは『顧客から求められたことは絶対に逃げない』という文化が強く、最後までやり抜く姿勢が評価されます。ただ、言われたことをこなすだけの場面も多く、能動的な提案を求められる機会は少ないと感じます。最近は中途採用者が増えたことで文化が少しずつ変わってきています。」
給与と評価の実態
「TISの給与は基本給が高めで、大企業ならではの賞与や福利厚生も充実しています。ただ、昇給は年功序列ではなく、グレード制度に基づいて決まるので、毎年必ず上がるわけではありません。評価は半期ごとに行われ、期初に目標を設定し、2ヶ月後に中間評価、期末に最終評価があります。その結果がボーナスに反映される仕組みです。」
「グレードが低いうちは、上司の評価で調整されることが多く、あまり意味を感じません。上のグレードでは予算や売上に関する目標を立てるため、利益が出ればボーナスが増えますが、出なければ減る仕組みです。最近給与体系の見直しがあり、全体的に基本給は上がりましたが、昇格しないと給与の大幅な上昇は期待できません。」
「役職なしの給与には不満はないですが、リーダーなどの上級職の給与は業務内容と見合っていないと感じます。グレードが上がると、個人評価に加えて部門全体の評価が給与に反映されるため、業績の振るわない部門だとより影響が大きくなります。」
働きやすさと環境面の特徴
「基本的にはワークライフバランスは取りやすい環境です。リモートワークが定着しており、体感では出社率3割程度。決まった日に出社する人もいれば、基本的にリモートで、必要なときだけ出社する人も多いです。出社の強制はなく、働き方は個人の裁量に任されています。」
「有給休暇も取りやすく、長期休暇を計画的に取得する人もいます。ただ、配属先のプロジェクトによって勤務時間の負担は大きく異なります。安定稼働しているシステムの運用チームなら残業は少なく有給も取りやすいですが、新規サービスの開発や決済系システムなど24時間稼働が求められる部署では、夜勤や休日出勤も発生します。休日出勤した場合は振替休暇が取れるので、トータルの休日日数は確保できます。」
「福利厚生も充実していて、産休・育休、時短勤務、看護休暇などの制度は整っています。特に育児との両立には理解があり、男性の育休取得者も多いです。子どもの送り迎えをスケジュールに組み込む人も多く、しっかり成果を出していれば家庭と仕事のバランスを取りやすい環境です。」
「ただし、案件によってはかなり遅くまで残業するものもあり、最終的にはアサインされたプロジェクト次第という側面もあります。」
転職後のギャップを防ぐために大切なこと
転職はキャリアアップの大きなチャンスですが、入社後に「想像と違った…」と感じるギャップを避けることも重要です。新しい職場でスムーズにスタートを切るためには、事前に企業の実態を理解し、自分の価値観やキャリアプランとマッチしているかを見極めることが不可欠です。
転職の不安を減らしたい方へ
転職は、新しいキャリアの第一歩ですが、環境が変わることへの不安もつきものです。「実際にどんな職場なのか?」「自分のスキルは活かせるのか?」といった疑問を解消することで、転職後のミスマッチを防ぐことができます。
私たちは、企業のリアルな情報を基に、あなたに合ったキャリア選択をサポートしています。「この企業は自分に合っているのか?」と迷ったら、ぜひ一度ご相談ください。転職活動の進め方や、企業の実態について、気軽にお話しできればと思います。
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