第一志望の企業に受かる方は、転職活動している方のほんの一部です。
大半の方が第一志望以外の企業に転職しています。「第一志望の企業に落ちた=転職失敗」ということではありません。
私が転職支援して第一志望以外の企業に入社した方も、その企業で活躍しており、「転職して良かった」と嬉しいお言葉を頂いております。
これから転職活動をする方、すでにしている方も含めて、転職活動で失敗しないためにも下記を参考にしていただければと思います。
第一志望の企業に落ちた方が絶対に知っておくべきこと
大前提として転職支援をお願いしている人材紹介会社のキャリアコンサルタントが、その業界に特化しているかどうかが重要になってきます。
業界に特化しているからこそ、第一志望以外の他に紹介されている求人企業も特徴や強みのある優良な企業が多くあると思います。
IT・コンサル業界に関しては、業界に特化していない人材紹介会社だと求人企業と良好な関係性を築くことは難しく、紹介実績のない人材紹介会社では、すぐに取引を中止されるケースが多くあります。
業界に特化していない人材紹介会社だと、ご紹介できる企業数が少ない可能性もあります。
私はリクルートグループへの転職支援を得意としており、内定率約10%と全人材紹介会社でNo.1の内定率を誇っております。リクルートグループの選考に落ちる方も多いです。多くの方は、リクルートグループと同じくらい人気企業や優良企業に転職しています。
100%満足する企業を見つけることは難しい
転職先に求める条件は、年収アップや残業軽減、大手企業などと人それぞれです。
その条件全てを叶えられる企業を見つけるのは、非常に難しいです。
例えば、現年収の150~200万円といった大幅な年収アップを望むのであれば、残業が増える可能性が高いです。特にコンサルティングファームへの転職によって考えられるケースです。
事業会社の年収が低いわけではありませんが、コンサルティングファームと比べると年収面では劣ってしまいます。ただし、事業会社の場合、ビジネス検討フェーズから携われることや残業が少ないことに魅力があります。事業会社のシステム系職種への転職は、SIerやコンサルティングファーム出身者の人気転職先になっています。
また、転職先が大手企業というのは非常に魅力的ですが、最近では大手企業から特徴のあるベンチャー企業や中小企業に転職する方も増えています。
転職先に自身の希望を全て叶えることを求めてしまうと視野は狭くなってしまい、余計に転職活動を困難にしてしまいます。私が面談でお会いする候補者には、「転職先に何を一番求めますか?」と質問して、その候補者にマッチする求人企業を提案しています。
面接見送り理由が人物面でNGだった場合は、再応募しても受からない
面接では人物面に関してもチェックされます。
特に面接の難易度が高いリクルートグループでは、話し方や考え方を重点的に見てきます。
今まで転職支援してきた方の中には、学歴・職歴・スキル・年齢が求められている条件にピッタリにも関わらず、人物面でNGとなり見送りになったことが数多くあります。
こういったケースはリクルートでは珍しい話ではありません。コンサルティングファームでも、コミュニケーション能力が必須となってきます。
人物面がNGという理由で見送りになると、期間をあけて再応募しても受かる可能性は非常に低いです。さらに言えば、再度応募しても面接すらしてくれないこともあります。
厳しい言い方をしますが、選考において人物面としてのNGは致命的と言えるでしょう。
今までの環境も関係してきますが、選考を受ける前であれば、日々の意識で、ある程度コミュニケーション能力は改善されますので、下記の記事を参考にしていただければと思います。
システムエンジニアに求められるコミュニケーション能力について
内定が出ても他にもっと良い会社があるかもと考えがち
複数の企業の選考を受けて内定が出てくると、「今より他にもっと良い企業があるのでは?」と思いがちですが、業界に特化したキャリアコンサルタントがご紹介した求人企業以外に良い会社を見つけることは簡単ではありません。
業界に特化したキャリアコンサルタントは面談した際に、候補者の条件を聞いて、100社以上ある担当企業から、マッチする企業を提案しています。
人材紹介会社の中には15~20社と複数社の選考を受けさせようとする所もありますが、優良な企業から内定を貰うための企業研究や選考スケジュール調整、面接対策などを考慮すると無理があります。
私は候補者の求める条件にマッチする厳選した求人企業を6~8社ご紹介するようにしています。
内定出た企業から転職先を選ぶべき
上記の内容にも付随してきますが、第一志望の企業に落ちたとしても、内定が出た企業から転職先を選ぶことをオススメします。
スキル面だけで落とされた場合、現職であと1年経験を積んで、再度応募しようとする方も中にはいますが、よほどの経験を積まない限り面接で落ちた会社から内定をもらうことは難しいでしょう。
もし、内定出た企業に対して納得がいかないのであれば、それはお願いした人材紹介会社に問題がある可能性があります。求人企業に対する説明不足や自信を持って紹介できていないことなどが考えられます。
ご紹介する企業は全て自信を持っています
私がご紹介する求人企業はどれも多数の紹介実績もあり、自信を持って候補者にオススメできます。
私が今までに転職支援した方の中には、第一志望がリクルートグループだったにも関わらず、ベンチャー企業からも内定が出てそちらに転職して活躍している方もいます。
転職も受験でも第一志望に行けることは一番望ましいことかもしれませんが、それがベストな選択とは限りません。特に転職活動では、職場環境が合わず入社してすぐに辞めてしまう方も多いのも確かです。
だからこそ私は候補者との面談では、転職理由や転職先に求める条件について細かくヒアリングするように心掛けています。
もしIT・コンサル業界での転職で悩んでいる方がいましたら、相談ベースでも構いませんのでご連絡ください。
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