カジュアル面談は特にIT業界やコンサル業界などの専門職の採用で、積極的に導入されています。
簡単にいうと、「正式応募前に求人企業と転職希望者の双方で情報交換しましょう」といった場です。
特にSIerの方は転職市場での需要が高く、企業から「まずはカジュアル面談をしませんか?」と言われることが多々あるでしょう。
下記にカジュアル面談について、詳しく説明しておりますので、参考にしてみてください。
カジュアル面談の目的について
カジュアル面談の目的は、求人企業と転職希望者のミスマッチ防止 です。
また求人企業によっては、自社への志望度を高めることを目的にしているところもあります。上場していても、転職希望者には認知されていない求人企業が多数あります。双方の理解を深める場とも言えます。
カジュアル面談を受ける方の中には、転職の意向が固まっていない方もいます。
特にIT業界やコンサル業界では、自社への志望度を高めるために、事業内容や今後の事業展開などをアピールする求人企業も増えています。
カジュアル面談の服装は?
カジュアル面談のため、「私服OK」としているところが多いです。
しかし、カジュアル面談だからといって、個性の強い服装はオススメできません。
「私服OK」を言い換えると「スーツ以外でOK」と言っているようなもので、夏であれば、”ポロシャツ+スラックス”、秋冬であれば、”ジャケット+スラックス”のスタイルで受ける方が多いです。
もし迷うのであれば、セットアップのスーツであれば、服装によって人事担当者への印象が悪くなることはありません。
面談での質問&求人企業からの説明内容について
転職希望者が話す内容
- 自己紹介
- カジュアル面談に応募した理由
- 今までの仕事内容(開発規模や領域など)
- 自分のスキル(PM経験の有無)
- 今後のキャリアプラン
自分のことを求人企業へ知ってもらうことが目的となっています。
なかには志望動機を聞いてくる求人企業もありますが、カジュアル面談では転職理由や志望動機を聞いてくることは非常に稀です。
求人企業から転職希望者へ話す内容
- 事業紹介
- 募集背景
- 募集ポジション
- 具体的な職場環境
- 事業展開
会社説明会で話す内容だけではなく、職場環境や事業展開についての詳細な情報を共有されることもあります。選考とは違い、カジュアル面談では求人企業が転職希望者からの質問に回答することが多いため、選考前に聞いておきたい内容を準備しておくことが大切です。
カジュアル面談のコツと注意点
選考的な要素も含まれている
求人企業に時間を取ってもらっているため、選考的な要素が全くないとは言えません。
そのため、人柄や面談での態度、話し方などを見られることが多いです。
キャリアの方向性を決めておく
求人企業と転職希望者の双方にとって、有意義な時間とするためにも、自分のキャリアの方向性を定めておきます。
例えば、
事業会社であれば—ビジネス検討フェーズに携わりたい
コンサルティングファームであれば—コンサルタントとしてクライアント先の問題を解決していきたい などといった方向性です。
求人企業の事業内容などをHPで確認
求人企業の行っている事業内容などが自分のやりたいこととマッチしているか確認しておきます。詳細を理解した上で、不明点をまとめておきます。また、自分のスキルでアサインされる仕事内容を具体的に質問することも大切です。
カジュアル面談を受けるなら人材紹介会社経由がオススメ
カジュアル面談を受ける際は、その求人企業への紹介実績の多い人材紹介会社経由で受けることが重要です。紹介実績のある人材紹介会社であれば、キャリアコンサルタントと事前準備をすることができます。
さらに、人事担当者並みに紹介先企業のことを理解しているため、カジュアル面談で聞くべき内容を確認することができます。
求人企業が転職希望者へカジュアル面談のオファーを直接送っていること(ダイレクトリクルーティング)があります。
ですが、大手企業ほど、カジュアル面談に向けて準備する内容が多く、現職中の方にとって負担になります。
人材紹介会社経由であれば、カジュアル面談に向けてキャリアコンサルタントと準備することができ効率的です。また、インターネットで調べられないコアな情報を共有することもできます。
もし、IT業界・コンサル業界へのカジュアル面談を希望する方がいましたら、お気軽にご連絡ください。
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