現在、有料職業紹介と言われている人材紹介会社の数は、全国に2万以上あります。(参照元:厚生労働省より)
皆さんの身近なものでいうと、セブンイレブンの数と同じくらいです。
さらに、毎年のように人材紹介会社の数が増えています。
もちろん、設立2,3年で潰れる人材紹介会社もありますが…。
これだけ多くの人材紹介会社があると、選んではいけない人材紹介会社があるのも事実です。 下記では、SIer出身者にとって、オススメしない人材紹介会社の特徴について紹介しますので、人材紹介会社を選ぶ際の参考にして頂ければと思います。
⚠️下記のような人材紹介会社経由で求人企業に応募しないでください!
転職希望者がリクナビNextやエン転職、ビズリーチなどの大手転職サイトに登録すると、数多くのスカウトメールが届くと思います。
私もそのスカウトメールを送っている1エージェントのキャリアコンサルタントです。
転職サイト経由で、スカウトメールに返信することで、転職希望者は人材紹介会社とのやりとりが始まります。
そのため、人材紹介会社の良し悪しはキャリアコンサルタントと会ってからでないとわからないことも多々あります。
キャリアコンサルタントと会ってからでも、人材紹介会社の変更は可能です。
もし下記に当てはまる人材紹介会社でしたら、すぐに他の人材紹介会社に変更することをオススメします。
1:20社以上受けさせる人材紹介会社
転職市場でのSIer出身者の需要は高く、転職先への拘りがなければ、人材紹介会社から多くの求人を紹介されます。
紹介できる求人企業が多いっていうことは人材紹介会社の魅力の1つでもあります。
ですが20社以上受けさせる人材紹介会社は、「とりあえず受けさせれば、どこかしら内定が出るでしょ。」と考えている可能性が高いです。
企業研究や選考期間、現職での就業状況などを踏まえると、多くても7~8社が限度だと思います。20社受けて、仮に全ての企業の書類選考が通過しても、全企業の選考を受けることは不可能でしょう。また、20社くらいに応募させるのは、書類選考が通過するかどうかも判断ができない経験の浅い人材紹介会社だからです。経験豊富な人材紹介会社であれば、ご経歴やレジメを見れば、どの企業の書類選考が通過するかどうかを見極めることが可能です。経験豊富な人材紹介会社のキャリアコンサルタント経由で応募すれば、効率的な転職活動が行えます。
選考を受ける社数が少ないことを不安に感じる方もいますが、まずは多くても7~8社くらいを目安に応募されることをオススメします。
2:面接対策をしない人材紹介会社
面接対策をしない人材紹介会社経由で応募することは、自分で企業に直接応募することと何も変わりません。
候補者のレジュメをただ企業に横流ししているだけです。人材紹介会社経由で応募する魅力の一つは、キャリアコンサルタントから内定率を上げるための面接対策を受けることです。
優秀な人材紹介会社であれば、今までの転職支援経験を通じて、オリジナルの面接対策シートを作成しているところもあります。
私は、もちろん面接対策を行っています。
大手事業会社やコンサルティングファーム、大手SIerなどの面接は難易度が高く、面接対策なしで挑むのはオススメしません。
他の人材紹介会社経由で面接対策なしでリクルートテクノロジーズの選考を受けて見送りになって、1年後に私経由で面接対策を行い再度応募して、内定をもらっている方もいます。
3:各企業の説明を詳しくできない人材紹介会社
経験の浅いキャリアコンサルタントや業界に特化していない人材紹介会社の場合、候補者に求人票を渡すだけで、各求人企業の説明をしないこともあります。これであれば、自ら転職サイトに載っている求人情報を見ていることと同じです。
求人企業を担当するリクルーティングアドバイザーと候補者と面談するキャリアコンサルタントが別の人の場合、各求人企業の説明を詳しくできない傾向にあります。
リクルートティングアドバイザーとキャリアコンサルタントを一気通貫で行っている人材紹介会社であれば、各求人企業の人事担当者や面接に出てくる現場の方と密に情報交換をしているため、より詳しい情報を聞くことができます。
例えば、今後の事業展開や面接官の経歴、職場環境など、また選考通過するための有益な情報を共有してくれることもあります。
4:紹介する求人企業に転職支援したことがない人材紹介会社
紹介先企業への実績がない人材紹介会社だと、どういった方が選考に通るか全くイメージができていません。
そのため、選考に通る方のスキルや職歴、もしくは、選考に通らなかった方の見送り理由など、候補者にとって有益な情報を提供することができません。
リクルートテクノロジーズなどのリクルートグループ、DeNA、アクセンチュアなどの大手企業は、紹介実績がない人材紹介会社との契約を打ち切ることもあります。大手企業の案件を扱えるのは、限られた人材紹介会社だけになっています。
5:レスポンスが遅い人材紹介会社
エントリー後の返信や選考結果の連絡、メールでのやりとりなどに関するレスポンスが遅いと、その候補者への対応の優先度を下げている可能性があります。
またレスポンスが遅い人材紹介会社は仕事も遅いはずです。
タイミングにもよりますが、エントリー後の返信やメールでのやりとりが、当日中にレスポンスないのは遅いです。
また、選考結果を2週間以上待たせる人材紹介会社は良いとは言えません。
レスポンスの速さは、人材紹介会社の力量だけでなく、候補者への丁寧な配慮とも感じられます。
6:電話面談だけで済ます人材紹介会社
最近は、効率を考えて電話面談だけで済ませる人材紹介会社も多いです。
確かに、電話面談は時間も場所も取らず、候補者との面談において最小限に済ませることができます。
しかし、電話面談だけで候補者とのコミュニケーションが上手く取れるとは思えません。
対面で面談することによって、信頼関係を築くことができます。
そのため、私は積極的に対面での面談を候補者へお願いしております。
私のことを少しでも理解して頂いた上で、転職の支援をさせていただきます。
対面でお会いしたときは、求人の説明以外にプライベートな話をすることもあります…笑。関東圏内の方であれば、出張面談を行う場合もあります。
7:頼んでいないのに勝手に求人企業へ推薦する人材紹介会社
「勝手に企業へ推薦」という言葉だけ見ると、個人情報の漏洩のように思う方がいると思います。
ここで言いたいのは、「応募する」と言ってもいないのに、企業へ推薦することを指します。
下記はある人材紹介会社と候補者の会話例になります。
人材紹介会社:「候補者Aさんに××株式会社様の案件がありまして、是非オススメなんですよ。ちなみに、ご興味ありませんか?」
候補者Aさん:「少し興味あります。。。」
「興味あります」といった返事だけで、勝手に企業に推薦してしまう人材紹介会社もいます。候補者とのミスコミュニケーションを故意的に狙っているのです。
他にも、応募する企業は全て人材紹介会社にお任せし、書類選考が通過した場合だけ連絡するというやり方をしている人材紹介会社もあるようです。
しかし、いくら候補者から許可を得ていても、やみくもに求人企業へ推薦されることをオススメはしません。というのも、選考で見送りになっていた場合の理由が不明確だからです。
人材紹介会社選びは選考の合否を左右する
人材紹介会社経由で求人企業へ応募する際は、人材紹介会社選びが重要になってきます。さらに言うとキャリアコンサルタント選びが、最も重要です。転職支援実績が豊富なキャリアコンサルタント経由で転職活動をされることをオススメします。
ご参考までに私の紹介実績をお伝えすると、リクルートグループのシステム系職種へは約70名です。リクルートテクノロジーズへの内定率は全エージェントでNo.1(44人内定承諾済)。他にもDeNAやデロイトトーマツコンサルティングなどの有名企業にSIer出身者の転職を支援してきました。
世の中には人材紹介会社が数多くありますが、10年以上実績を上げ続けている人材紹介会社は全体の1割くらいでしょう。
もし、今の人材紹介会社のサポートに不安を感じている方がいましたら、相談ベースでも構いませんので、お気軽に連絡ください。
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