以前、システムエンジニアのキャリアパスについて説明させていただきました。
PMやITコンサルタント、システムアーキテクトなどと、システムエンジニアのキャリアパスは様々です。
どの方向に進むかで、求められるコミュニケーション力も変わってきます。
選んだ職種によっては、営業マンのような交渉力も必要になってきます。
交渉力以外にも、システムエンジニアに必要な能力がありますので、説明させていただきます。
キャリアアップに必要なコミュニケーション能力
システムエンジニアに求められるコミュニケーション能力として、下記の4つが挙げられます。
- ヒアリング力
- 表現力
- 交渉力
- マネジメント力
特にリクルートグループで働くシステムエンジニアの方は、皆さんコミュニケーション能力が非常に高いです。
顧客のニーズを聞き出す「ヒアリング力」
クライアントの要件から問題点や要所を引き出し、どのようなシステムが必要なのかを把握します。
システム開発の上流工程である要件定義では、特に必要な要素になります。
クライアントとの解釈のズレがないかはヒアリング力に関わってきます。
また、ヒアリングしながら、「こういうシステムはどうでしょう?」という提案力も同時に必要になってきます。
もしヒアリングを怠り、クライアント先が求めているものと異なるシステムを作ってしまうと、再び要件定義に戻ってしまい、大幅に開発工程の遅れが生じてしまいます。
顧客を納得させる「交渉力」
上記のヒアリング力に付随して、クライアントに納得してもらうために必要になってくるのが交渉力です。
ヒアリングしたうえで、費用面や開発期間、システムの必須要件など、クライアントの要望を全て満たすことはできません。
そのため、妥協点となるところを見つけて、クライアントに納得していただくために交渉します。
また交渉する相手は、クライアントだけでなく、ベンダーにも及びます。
エンジニア以外の方にも伝わる「表現力」
ITの知見がない方にもわかりやすく伝わるように、簡易的な言葉で説明しないといけません。
社内では、開発サイドの状況をクライアントにはシステムの仕様について、相手が理解できるような言葉で表現します。
プロジェクトを管理・推進させる「マネジメント力」
マネジメント力と一言で言っても、内容は多岐に渡ります。
プロジェクト全体の進捗を管理、推進します。
また、プログラマーへの的確な指示、業務の人員の振り分けなども行います。
マネジメント経験は1人からでも「経験有」と言えますが、マネジメント対象の人数が多いほうが評価は高くなります。
一概には言えませんが、マネジメントしてきた人数でいうと、10名以上でプロジェクトの受注額が中規模(1000万円以上)以上の経験があるのが理想です。
PM・ITコンサルタントにはコミュニケーション能力は必須
IT業界で特に需要が高いのがPMやITコンサルタントです。
給与も急激にアップする職種でもあります。
リクルートテクノロジーズに限らず、大手事業会社や大手コンサルファームであれば、PMやITコンサルタントに年収1000万円以上を提示する例も少なくありません。
もし、これからPMもしくはITコンサルタントを目指し、転職を考えている方がいましたら、相談ベースでもいいので、ご連絡いただければ幸いです。
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