リクルートグループ内には株式会社リクルートコミュニケーションズ(以下、RCO)があります。
多くの方にグループの中でもどのような会社なのか?サービスや分野的に非常に分かりづらいという声をよく耳にします。
RCOは、リクルートグループの制作・業務設計・宣伝・流通、ならびにデジタルマーケティングの機能を持っています。グループを横断してソリューションやプロダクトを提供しています。
事業内容やグループ内での位置付けなどは別記事にて紹介いたしますが、今回は、RCOで募集しているITプランナーについて説明させていただきます。
どんな人たちと働くのか
RCOにはICT局というシステム系職種とマーケティング系職種の方が働いている100人くらいの部署があります。
RCOの本社は勝どきですが、ICT局のメンバーは八丁堀のオフィスにいます。
このICT局にいるエンジニアのレベルが非常に高いんです!いわゆるアルゴリズム系のプログラマーです。
どのくらいのレベルかと言うと約60万人がオンラインで参加するプログラミングコンテスト「TopCoder」での成績を示す数字「レーティング」が2200以上のレッドコーダーと呼ばれる方が3人もいます。
日本にいるレッドコーダー数は約25人です。プログラマの中でも一目置かれる人たちです。
レッドコーダーのさらに上位、レーティング3000以上の方を「ターゲット」と呼んでいます。
レッドコーダーとターゲットと呼ばれる方は、エンジニアとしてどこの会社からも高年収でヘッドハンティンスされる方々です。東大大学院を卒業して新卒でグーグルに入社し年収1000万以上もらうような優秀な方です。
ITプランナーはこのような優秀なエンジニアと一緒にリクルートグループが社会課題を解決するためにより良いサービスを作っていきます。
何をやるのか
※リクルートコミュケーションズ求人情報より引用
ITプランナーは、データ・テクノロジーがもたらす新しい価値を発見、戦略立案し、競争優位性を持ったコアプロダクトをエンジニアと協働することで生み出し、プロダクトの提供価値を最大化するミッションを担います。
リクルートグループが社会課題を解決するより良いサービスを提供し展開するために、エンジニアと協働し、デジタルマーケティング領域やデータ・テクノロジー知見を活かしてプロダクト開発をしたい人材を募集します。【具体的な仕事内容】
当社では、「テクノロジー」と「人を動かすコミュニケーション」を掛け合わせることで、デジタルマーケティングを中心としたソリューションを提供するための独自のコアプロダクトの企画開発とプロダクトを活用した商品・サービスの提供を行っており、リクルートが向き合う様々な社会課題解決に臨むサービス・プロダクトを開発・運営しています。プロダクトマネージャーは『こんなことを実現したい』×『近い将来、どの事業でもこういった壁にぶつかる』という意思と仮説をもって、データ・テクノロジーの優位性や実現性、収益性の観点からプロダクトの戦略策定・企画立案をします。
企画を形にするために、エンジニアと協働してプロダクトをつくり、そのプロダクトを導入・リリースするために、リクルートグループ各社、各サービスにおける企画担当とも協働していきます。
プロダクトの責任者としてプロダクトの成長と戦略の実現にコミットすることがプロダクトマネージャーの仕事です。【例えば】
■プランニング系業務
・プロダクトコセンプト・ビジョンの策定、ユーザ定義、価値定義
・プロダクト戦略策定、ロードマップ策定
・情報収集、アライアンス構築
・概念設計・技術検証
・概算見積、ビジネスモデル検討、PL見立て
・社内外調整、資料作成、ボード会などへの起案■プロジェクトマネジメント・ITディレクション系業務
・KGI/KPI策定、開発体制・プロセスの構築
・マイルストン設定、スケジュール管理、タスク管理
・機能要件作成及び機能要望の収集・とりまとめ、優先順位計画
・詳細仕様作成
・テスト対応、リリース対応、リリース後の運用装着・システム
では、この内容をもう少し具体的に、イメージしやすく説明させていただきます。
リクルートには上記のようなリボンモデルと呼ばれるものがあります。
例えば、ホットペッパーグルメで今日行く飲食店を探す個人のことをカスタマーと呼び、飲食店側のことをクライアントと呼んでいます。
カスタマーとクライアント向けにサービスを提供しているのがリクルートのビジネスモデルです。
RCOのICT局が提供しているソリューションはクライアント向けがメインになります。
また、クライアントの規模も大手企業から中小企業と幅広いです。リクルートは今まで大手企業向けにサービスを提供してきましたが、少し前から中小企業向けの課題解決に力を入れています。
それではもう少し詳しくどのようなソリューションを提供しているかという事例をあげます。
リクルートライフスタイルのサービスにAir WAITというものがあります。
これは飲食店などのお店に短い待ち時間で入ることができる待ち時間解消サービスです。
例えば、カスタマーがAir WAITを起動して、特定のお店の待ち時間を調べているときに、
そのお店のクーポンを配信すれば、来店率は格段に上がりますよね。
このクーボン配信システムを開発しています。
いわゆるアドテクノロジー領域です。
2012年に「統合マーケティングエンジン“Lierco”」を開発しています。
“Lierco”は集客を最適化し、クライアントの運用リテラシーやコスト(予算)、運用負荷などのデジタルマーケティングにおけるハードルを大きく下げるソリューションです。
他には、クライアントが簡単にオウンドメディアを作成できるプロダクトを開発しています。中小の飲食店等は自社ホームページを活用してカスタマーの集客を最大化したいという課題があります。この課題解決に向けたソリューションを提供しています。
どんな人が向いているのか
1)テクノロジーが好きな方
自分でソースコードを書くことはありませんが
技術が大好きで最新の技術動向をチェックしているような方です。
2)優秀なエンジニアと協業できる方
日本でもトップレベルのエンジニアと一緒に
クライアントの課題解決をするプロダクトが作れます。
3)周りを巻き込む力がある方
社内、グループ向けなど大くの利害関係者をまとめる能力が
求められますが、他のリクルートグループのプロジェクトマネジメント系職種よりは
技術スキルの方を重視して入社している方も多い印象があります。
最後に
リクルートテクノロジーズとリクルートコミュニケーションズのプロジェクトマネジメント系職種を比較する方が多いです。両社の違いなどの詳細を説明させていただきます。少しでも気になった方がご相談ください。
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